天皇杯2回戦・ヴァンラーレ八戸戦(3○1)の開始早々、富山貴光はビッグチャンスを逃してしまった。左サイドを抜け出した家長昭博のクロスに頭で完璧に合わせたが、ゴールはならず。今季公式戦初得点とはならなかった。
結果としてその後の苦しい前半の展開につながってしまい、富山は「そこを決め切るようにするのが第一」と猛省した。ただ、「そういう動きをしっかり繰り返さないといけない」と語るとおり、ゴール前で決定的な動きを繰り出せていることはポジティブな要素でもある。
リーグ戦中断期間に“裏への意識”を攻撃のテーマとしてきたチームにとって、富山は一つの象徴とも言える存在だ。「裏への動きをする中で、引いてくる人、裏へ抜ける人での連動性をもっと高めていけばうまくいく」と今後の攻撃を展望した富山。リーグ戦再開後のキーマンであることは間違いない。
(大宮担当 片村光博)
2014/07/15 17:58