お疲れさまです。
プレーオフ準決勝、担当チーム同士が国立への切符を懸けて戦いました。個人的な感想ではありますが、振り返ってみても、やっぱり心苦しかったというか、複雑な心境でした。リーグ戦であれば引き分けという白黒付かない結末もあるのですが、今回は引き分けでも決着がつく形式。1年間、両チームが努力してきた姿を見てきたので、どちらにも昇格してほしいし、その頑張りが形になってほしいという思いがありました。
試合後、千葉の選手、スタッフ、サポーターの皆さんが喜び合う光景はうれしく思いましたし、その反面、堀之内聖選手や野崎陽介選手、金通訳が涙する姿を目にしたときは何とも言えない気持ちになりました。ミックスゾーンでも目を赤くして出てきた選手もちらほら。
これが若貴対決のときの「おかみ」の気持ちか…
とボケる余裕も当日はあるはずもなく…いや、もう、本当に心苦しかったです。それでも山口監督が会見でも、おっしゃっていたように、横浜FCの選手たちの、今季の頑張りがゼロになることはないわけで。私自身、選手の皆さんに引っ張ってもらいながら取材をさせていただき、多くの発見、多くの刺激を頂きました。本当にありがたいことですし、感謝するばかりです。ジェットコースターみたいなシーズンで楽しかったです
個人的には決勝に進んだ黄色に水色の分の思いまで勝手に上乗せさせてもらってぜひとも昇格を実現していただきたいと思っています。
試合が決まって終わるまでの1週間、担当クラブ同士の対戦というのは個人的には何かと大変でしたが貴重な経験をさせてもらいました。2012年の横浜FCはここで終わりましたが同時に2013年に向けてのスタートでもあると思います。勝利を前にサポーターの皆さんが歌う「ビューティフルネーム」を三ツ沢で聴くのがひそかに好きでした。来季はより多くのビューティフルネームが三ツ沢に響くことを期待しております。
横浜FCの関係者の皆さま、2012年シーズンに関わらせていただき、ありがとうございました。そして、千葉の関係者の皆さま、あと1勝、頑張ってください。
それでは。
(横浜FC担当 杉山文宣)
2012/11/21 15:21