前節・大分戦(2△2)で4戦ぶりに勝ち点を得た愛媛だが、それには必然的な理由があった。
第18節・岡山戦(2●3)で敗れて今季2度目の3連敗を喫し、石丸清隆監督は先週のミーティングで選手たちにハッパをかけた。ここしばらく、けがによる離脱者が続出していたこともあり、けがをしてはいけないという潜在的な意識から練習中のプレーに大人しさを感じていた石丸監督は「ウチのチームは70%のプレーをしていては勝てない。100%を出してくれ」と要求。選手たちの危機感のスイッチも入り、練習でのプレーのハードさ、クオリティーは目に見えて向上し、それが前節のプレーぶりにも表れたのだ。
これには石丸監督も「選手たちも本来やらなければいけないことを理解してくれた」とひとまず安堵。しかし、大事なのはそれを続けること。村上佑介は「練習から100%を出そうと意識してやっている。練習でできないことは試合でもできない」と、この日の実戦形式の練習でも公式戦さながらの熱いプレーを見せた。
「前節でできたことをスタンダードに」と、今節ではさらなる積み上げで勝ち点3という結果を奪いに行く。
(愛媛担当 松本隆志)
2014/06/26 16:44