昨年11月10日に左ひざのじん帯を負傷し、長期離脱していた林陵平が25日の紅白戦2本目で主力組に入り、いよいよ今節・磐田戦でのベンチ入りが濃厚となっている。
「すごい久しぶりだったし、楽しかった」と紅白戦を振り返った林は、「オレは(中島)裕希さんとはまた違うし、真ん中でがっしりと待つタイプ。周りからもオレに入れていこうという意図があるので、やっていてこれから楽しみ」と良い感触をつかんだ様子。
手術時には「本当にサッカーができるようになるのか」と思ったこともあったが、ここまで復帰できたことで「今までリハビリを手伝ってくれた人や仲間に感謝したい」と話す。そして、忘れてはならない存在がもう一つ。「サポーターの方も、けがをしたときから『早く戻ってきて』とか『早くゴール決めてね』とか応援してくれていたので、そうした声援が自分がここまで来るための原動力にもなったと思う。本当に試合に出て点を決めたい」。林は終始、明るい表情で話していた。
(山形担当 佐藤円)
2014/06/25 18:42