ドイツのホッフェンハイムへ移籍するキム・ジンスが17日、クラブハウスを訪れ、チームと記者陣に最後のあいさつをした。
当初はW杯出場後、新潟へ戻るつもりだった。だがW杯出場という夢が破れ、悩んだ上、もう一つの夢だった欧州でのプレーを選んだ。昨年からオファーを二度三度断り続けていたホッフェンハイムに「けがもW杯に出られないことも知っていて、来てくださいと言われた」ことも決め手となった。
チームメートには「みんなと良いサッカーがやれたから、韓国代表入りやドイツ移籍ができた。新潟に来て幸せだった」と感謝を伝えた。またサポーターに向けては「シーズン中に移籍して本当ごめんなさい。今まで熱い応援をたくさんしてくれて幸せでした。新潟を忘れずに応援するので、みなさんも僕を忘れないで応援してください」とのメッセージを残した。
ここまで「新潟が人生で一番のチームでした」とキム・ジンス。クラブハウスを後にする車のルームミラーには、アルビ19番のユニフォームを着たマスコットベアが揺れていた。
(新潟担当 野本桂子)
2014/06/18 16:31