当たりが止まっている。
開幕からコンスタントにゴールを積み重ねてきた瀬沼優司だが、第10節の愛媛戦(1○0)以降はネットを揺らしておらず、ついに5月はノーゴールに終わった。今季の目標に掲げた二ケタゴールを目前に、足踏みを続けている。
「毎試合(ゴールを取って)チームに貢献したい」と公言するエースにとって、現状は受け入れ難く、日々ストレスは蓄積されている。苦悩している胸の内を、瀬沼は包み隠さずに明かした。
「ゴールが取れるときは取れるし、取れないときは取れない。でも、いまは自分の壁を超えるときなのかなと。出場機会を求めて(栃木に)来たので、まだまだゴールを取りたい。立ち止まっている暇はないと思う!」
どんな試合でも必ず一度は、決定機が巡ってきている。1-6で大敗した前節の山形戦も然りである。完敗した後だからこそ、イヤな流れを払しょくするゴールを待望されるのは、エースの宿命。今節の大分戦で瀬沼の真価が問われる。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/06/11 18:45