第16節・岐阜戦(1●2)で終了間際にゴールを決めた有田光希。その後の決定機でバヤリッツァのヘッドが枠を逸れたために、勝ち点獲得にはつながらなかったが、有田にとっては、神戸に在籍した昨年5月以来(第15節・愛媛戦)、およそ1年ぶりとなる得点だった。
「みんなの前では明るくふるまっていたけど、一人になると落ち込むときもあった」と苦しい胸中を明かしている。京都でも「交代出場で決められなかったり、先発で出たのに(前線で起点になるなど)役割を果たせないことがあった」と思うようなプレーができずにいた。
岐阜戦ではピッチインが86分。与えられた時間が少なかったぶん、「“とにかく一つだけ!”という感じでやりやすかった」。一つというのは、もちろんゴールだ。そして、練習試合でコンビを組むことが多い宮吉拓実とのコンビから右足を振り抜き、ネットを揺らしてみせた。
「あの得点をきっかけに自分もチームも良い方向へ向かうと信じている」。
その言葉を実現させるべく、有田は今節・東京V戦での連続ゴールを狙う。
(京都担当 雨堤俊祐)
2014/06/04 21:30