甲府は17日の第14節・柏戦を3-0、21日のナビスコカップ第4節・徳島戦を4-1と快勝するなど、得点力不足で悩んだGWが嘘のような結果を出している。その猛攻の立役者が水野晃樹だ。柏戦では交代出場からゴールを決め、先発した徳島戦では2ゴールを挙げてみせた。
本人に好調の要因を聞くと「点が取れているだけ」と素っ気ない。それどころか「ジェフ時代のようなキレが戻っているということはまったくない」と言い切る。
とはいえ「チームのためを考えると、あの頃とは違うプレースタイルでやらなければいけない」(水野)。小まめに足を動かしてコースを空け、パスを引き出して周りを生かす。ウイングバックのクロスに反応して、エリア内に飛び出す――。そういった忠実な動きがあるからこそ、水野はゴールに絡んでいる。
水野は24日のナビスコカップ第5節・大宮戦も先発が濃厚。「今まで3戦連続ってないから、取りたいね」と意欲を見せていた。
(甲府担当 大島和人)
2014/05/23 19:23