「“落選”という言葉もふさわしくない」。
12日のブラジルW杯に臨む日本代表メンバー発表を受け、山田大記が心境を語った。発表の瞬間はチームメートと磐田市内の飲食店にいたという。
「(TV中継は)見ないつもりだったけど、直前に(菅沼)駿哉が『もうすぐですね』とか言うから結局スマホで見た(苦笑)」と山田は振り返る。
昨夏の東アジア杯で日本代表に初選出されたが、代表定着はならず。自分自身の“立ち位置”は分かっていたが、W杯はプロ入り前から夢見ていた舞台だ。「ドキドキしない状況だったことが悔しかった」と、山田はその胸の内を明かす。今回の発表を受け、極端に落胆したわけではないが、心中穏やかとも言えない。本人の言葉を借りれば、それは「じわじわくる悔しさ」だという。
18日はアウェイ・富山戦に臨む。「今後、代表に絡んでいける自信はあるし、何かを変えようということはない。やり続けること」。磐田のJ1昇格はもちろん、今節の富山戦は、“4年後”へ向けたリスタートの一戦にもなる。
(磐田担当 南間健治)
2014/05/17 09:00