今季13試合を終えて、21失点はリーグワースト3位の数字だ。現在8試合連続で失点を喫しており、守護神・岡本昌弘はもちろん忸怩たる思いを抱えている。事あるごとに「僕が止めればいいだけの話でもある」と口にする責任感の強さがあるからこそ、問題を指摘する言葉も口をつく。
「いまは(プレー選択に)緩さを感じるし、もったいない部分がある。それぞれが見えている範囲も狭いし、声ももっと出さないといけないし、聞かないといけない。そういうところの積み重ね」
ただ、岡本は憂いてばかりではなく、「僕は続けて細かいことを要求していく」と前を向く。「チームとして強くならないといけないし、そのためにやらないといけない。1日で急にどうにかできる問題ではないので、一喜一憂せずに引き続きやっていく」。まずは18日の札幌戦で、久々のクリーンシートを達成したい。
(千葉担当 片村光博)
2014/05/17 09:00