15日、練習場には深谷友基の姿があった。
「ラモス(瑠偉)監督はすごく情熱があって、熱い方。プレーヤー的には僕もそういうタイプ。チームのために全力で戦いたい」
新体制発表の場でそう語っていた深谷。チーム初練習後には、そんな熱き指揮官によって副主将に指名され、プレシーズン中の大分・別府キャンプでも、その熱きプレーでチームの主力を担い続けてきた。
しかし、キャンプ最終日(2月15日)のトレーニングマッチ・大分戦。この試合でも先発した深谷をアクシデントが襲った。ピッチにうずくまると一人でまったく立てず、「最悪だ…」と顔を覆いながら担架で運ばれていく。深谷は右ひざ前十字じん帯損傷の大けがだった。
あれからちょうど3カ月。そこには「順調ですよ」と笑顔を見せる久しぶりの姿があった。この日は軽めのジョギングをこなす程度で、完全復帰まではまだ時間を要しそうだが、副主将の帰還は何よりの朗報である。
15日、練習場のピッチにはついにチームの全選手がそろっていた。
(岐阜担当 村本裕太)
2014/05/15 22:30