W杯を戦う23人のメンバーに順当に選ばれた香川真司が、12日に英国から帰国した。
代表発表の時間は機内にいたようで、選出の知らせは「機長から聞いた」という。ヨーロッパに渡ってから3シーズン連続でチームのリーグ優勝に貢献してきた香川だが、今季はチームが苦しんだだけでなく、自身も無得点。「悔しいシーズン」と振り返った。しかし、「もう終わったこと」と気持ちはすでに切り替え済みだ。
そして今回の“サプライズ選出”ともいえる、C大阪時代の同僚である大久保嘉人が選出されたことにも言及。「ここ2シーズンで得点を量産しているのは知っていましたし、それを代表として生かしたい」。日本が世界に誇るエースが、JリーグNo.1とも言えるストライカーとどう共演するのか。その点も、非常に楽しみである。
報道陣から尋ねられる一つ一つの質問に対して、強い覚悟と自信を持って応え続けた姿が印象深い。日本中から、並々ならぬ期待と重圧が寄せられるが、彼ならそれを力に変え、日本を勝利に導いてくれるだろう。 (文、写真・竹中 玲央奈)
(BLOGOLA編集部)
2014/05/12 18:33