週末にさいたまダービーを控えるタイミングで、リーグ戦8試合ぶりの勝利を収めた大宮。ここ3試合連続で先発出場を果たしている増田誓志は、「勝てない流れを止めたという喜びはある」と率直な感情を明かした。
さいたまダービーで相まみえる浦和の興梠慎三は、増田にとって鵬翔高と鹿島での1年後輩にあたる。浦和式[3-4-2-1]のシャドーでプレーする興梠のケアには、ボランチの増田が回る可能性もある。
「慎三は前を向かせたら結構なチャンスを作る。自分でもゴールに向かうし、いまの位置(シャドー)でアシストもかなりできるようになってきている」と増田は興梠の特長を挙げた上で、「前を向かせないことが一番。受け方もうまいので難しいけど、選択を全部後ろにさせることが大事」と興梠への対応に考えを巡らせた。
大宮で中心選手になりつつある増田にとって、今回は初のさいたまダービーでもある。“興梠封じ”を完遂し、大宮に歓喜をもたらせるか。
(大宮担当 片村光博)
2014/05/08 19:27