前節・富山戦(2●3)を落とした松本。序盤からエンジンのかからない残念な一戦だったが、0-3を岩上祐三と船山貴之のゴールで1点差にまで詰め寄ったことは収穫としたい。
10試合が終わった段階で、勝ち点17の4位は決して悪い数字ではない。過密日程は続くが、今節は、ホームで愛媛と対戦する。対戦相手の愛媛はここまで18位という状況だが、反町康治監督は「非常に洗練された、理想を重視したモダンなサッカーをするチーム」と警戒する難敵だ。
その愛媛で昨季からヘッドコーチを務める中森大介氏は、かつて佐川印刷SC(JFL)で指揮を執っていた。その下でプレーしていたのが、09シーズンにJFL得点王に輝いている塩沢勝吾だ。「あれから期間も経っているし、成長した姿を見せたい」と恩返しに燃えている。
今季も前線からの守備や空中戦への強さなど持ち味は発揮しているものの、「やはり結果が求められていると思う」と語るように、FWとして1得点は悔しい数字。今節で結果を残し、新たなきっかけとしたいところだ。
(松本担当 多岐太宿)
2014/05/01 18:45