今季、京都より加入し、新たな愛媛の守護神として今季ここまでの8試合すべてでゴールマウスを守るGK児玉剛。この児玉にとって、今節は「やっぱり気持ちが入る」古巣・京都との対戦だ。
ユース時代を京都で過ごし、トップチームでも10年~13年シーズンまで4季に渡って過ごした。しかし、結果的に4年間の在籍で一度も公式戦で出場することはかなわず、それだけに児玉にとって今節、西京極のピッチに立つことは特別な出来事になることは間違いない。
今季、愛媛での活躍ぶりは目覚ましい。失点数はリーグ5位タイ。自身のセーブ数、セーブ率ともにリーグ上位の数字を残している。「それらの数字が自信につながることは確か。自分には今まで経験が足りなかった。でも、まだ8試合だけど良くなっているし、経験も着実に積み重ねられている」と今季得た自信、経験は少なくない。
「自分にはこれだけできるんだというプレーを見せたい。手放したのが間違いだったと言わせることが自分にとって一番の褒め言葉になるから」。対戦相手としてではあるが、児玉が聖地・西京極で初めてその勇姿を見せるときが来た。
(愛媛担当 松本隆志)
2014/04/25 15:16