24日、岐阜は株主総会および取締役会を開いた。
そこでは決算および役員人事について決議。13年2月1日~14年1月31日の決算で黒字となり、3年連続赤字を回避した。さらには薫田大二郎氏に代わり、恩田聖敬氏の新社長就任が決まった。
岐阜県出身の恩田氏は、岐阜の筆頭株主である藤澤信義氏のJトラスト(株)に勤務。2月から研修派遣(社長付)として出向してきていたが、「大役をやらせていただくにあたり、生半可な気持ちでは到底できない」とJトラストに退職届を出しての就任となった。今後の抱負としては、「スタジアムをいっぱいにすること」、「FC岐阜のことをもっと知ってもらうこと」の大きく2点を挙げた。
「今回、藤澤がFC岐阜に対して大きな支援をしたわけですが、これは『岐阜を元気にしたい』という思いからの行動だと思っております。私のミッションはこの“再生のきっかけ”を育て上げ、多くの方にFC岐阜の存在に気付いてもらうこと。真の意味で地域に根ざしたクラブ、藤澤から自立し、自力で運営できるクラブになっていきたい。それをするために、私はここにいると思っております」
J1ライセンスやクラブハウスを持たない岐阜。まずは地域理念に基付いたプロクラブとしての健全な運営、自立を目指していくこととなる。
(岐阜担当 村本裕太)
2014/04/25 15:07