「“厳しさ”を知っている選手がいるのに、どこかにJ2を楽観視している雰囲気があると思う。もう一度締めたい」
13日のJ2第7節アウェイ・北九州戦(2●3)で今季2敗目を喫した磐田。チームの力量を知るからこそ、ゲーム主将・松井大輔はあえて厳しい言葉を投げかけた。北九州戦の翌日には練習後に主力組の選手を集め、ピッチ上で“青空ミーティング”を実施。「言いたいことを言い合うことはできている」と20日のJ2第8節、ホームでの横浜FC戦を見据える。
見直すべきは戦術面だけではない。
17日の紅白戦ではオプションとして[4-2-3-1]をテストしたが、「どのシステムでも大事なのは“気持ち”」と松井は言い切った。強化費・戦力では磐田が北九州を上回る。その相手に試合開始直後に先制点を奪いながら、なぜ負けたのか――。「先制点が早過ぎた? いや、1試合で5点取るくらいの気持ちでないと」。経験豊富なキャプテンの言葉に、そのヒントがある。同じ過ちは繰り返せない。
(磐田担当 南間健治)
2014/04/17 21:47