長らく負傷の影響を引きずりリハビリの日々を送っていた松本怜の復帰が近そうだ。11日の紅白戦でも部分的に主力組でプレーし、50メートル走5.8秒のスピードやアグレッシブな仕掛けが健在であることをアピールした。
離脱中にピッチ外からチームを見たことで得たモノがあったと言う。「上から試合を観るとスペースもよく見えるし、自分が入ったらどういうプレーをしようかということも考えていた。いまのプレーができるのはそうやって見ていた時期があったから」。
「リフティングできるだけで楽しい。走ってバテてもそれさえも楽しい」と、けがを乗り越え、ボールを蹴ることができる喜びを全身で噛みしめる。今季は期限付き移籍期間を延長し、自身初となるJ2でのプレー。「相手DFもJ1よりガツガツ来るけど、パス交換でマークを剥がせばうまく裏に抜けられるし、持ち味のスピードを生かして監督の求めることを表現したい」と出場への意欲を見せた。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/04/11 19:15