前節・神戸戦(0●3)で途中出場して“大宮デビュー”となった増田誓志。今週は紅白戦でAチームに入ることもあり、ピッチ上で主力との時間を共有した。それによって、感じることもあったようだ。
「ちょっと大事にし過ぎるというか…。強い気持ちがないと前に進めないという意味では、そこ(気持ち)が足りないと思った。回すことはできるけど、チャレンジするボールが少ない」(増田)
後方からのチャレンジが少ない中、ボランチである増田に懸かる期待も小さくない。本人も「ボランチなので、前に(パスを)出すことは非常に重要」と自身の役割を認識しており、改善に向けて取り組んでいる。
ただ、何より先に増田が挙げたのは、「どこを修正するとかよりも、勝たないといけないという気持ちを持つこと」であり、それは大熊清監督の求める“本質”にも通底する。「そういうところをみんなが出せるように自分もやらなきゃいけない」という増田が、チームを復調へと導けるか。
(大宮担当 片村光博)
2014/04/10 21:56