今シーズン最多となる4得点で磐田に快勝を収めた。その原動力となったが出場停止明けのマルキーニョスだった。ファーストチャンスを逃さなかった先制点に始まり、猛烈なプレスと強靱(きょうじん)なフィジカルを利したポストプレーで攻守に存在感を発揮。マッチレポートでは磐田が前田の欠場に泣いたことと対比した。また、助っ人FWの陰に隠れがちだが中村の献身的な働きも無視できない。左足を起点とする華麗なプレーだけでなく、泥臭い守備を惜しまなかったことに価値がある。主将としてチームの勝利を最優先する、素晴らしいパフォーマンスだった。
(横浜FM担当 藤井雅彦)
2012/10/23 10:25