Jリーグの選手・監督がプレミアリーグを語る連載企画『俺のプレミア』。今週は、大分の後藤優介選手編(後編)をお送りする──
後藤が手本にしているルーニー。15日のアストンヴィラ戦でクラブ通算500試合出場を達成
──チームNo.1のプレミア好きだそうですが。
「まだ実家にいた中1のころから、よく観るようになりました。BSで深夜に放映していて、海外のリーグで観られるのが当時はそれしかなかったこともあって。そのころはファン・ニステルローイが好きでした。いちばん得点していましたから。中学生のころはそういうフィニッシュの派手なところしか見ていなかった(笑)。高校に上がり大分U-18に入ってから、少しずつサッカーの見方が変わってきて、FWが前線で受けるときの動き出しなどに注目し始めたら、ルーニーが好きになりました。タイプが違うじゃないかってよくツッコまれますけど、個人的にもルーニーのプレーは意識してやってみたい。確かに受けに行くところは違うんだけど、シュートまでの持っていき方などは真似ができるんじゃないかと思っています」
──いまはいろいろなリーグを見られる環境で、なぜプレミアを?
「セリエAもときどき見るけど、引いたところからゆっくりボールを運ぶでしょ。プレミアのほうが前に運ぶのが速いから、そこが面白くてプレミアばかり見ています。やっぱり手数をかけずゴールに向かって速く行くサッカーが好きです。あれくらいボールスピードが速くなったら、ウチのチームもレベルアップできますよね。引き出す動きを参考にして、自分自身の成長にもつなげたいです」
(エル・ゴラッソ本紙12/20・21号より)
(BLOGOLA編集部)
2013/12/20 12:20