今年の夏、東京Vからの期限付き移籍でJFLのFC町田ゼルビアに籍を移した南秀仁。JFL最終戦となった24日のSC相模原戦では3トップの左ウイングとして先発出場を果たした。前半の終盤まではなかなかボールに触る機会がなかったものの、前半のロスタイムには鈴木孝司の決定機を演出。後半も何度かゴール前まで迫ったが、得点は奪えず、チームも1-2で敗れた。
「少しはボールを失わないようになったと思う。しかける意識も上がっている。最終戦がリーグの中盤戦ぐらいだったらもっと自分の持ち味を出せたと思うし、チームも勝っていけた」と、南はシーズンの“時間切れ”を悔やんでいた。「ボールを失わずに攻撃で崩せる選手ならばチームでも必要とされると思う。自分の形を貫いてレベルアップさせながら、そういうプレーができれば。やれる自信はある」。約半年間、町田でつかんだ手ごたえを、南は来シーズンにつなげる。
(東京V担当 郡司聡)
2013/11/29 18:46