10月31日に発売となった『笑えるJリーグあるあるコレクション』。甲府でも早速選手たちに感想を聞いた。
すでに数クラブでこの企画を行ってきたが、在籍年数の長い選手とそうでない選手で、反応が違ってくることが分かってきた。
例えば、甲府2年目と『ビギナーレベル』にあると言える福田健介。「(海野一幸)会長にチャントがある」には「知らなかった」と素直な感想を漏らした。隠れ芸達者な彼は、これで「う~みの~おれのう~みの~♪」をそのレパートリーのなかに入れこんだはずだ。
一方、地元韮崎市出身で在籍13年目の最古参である石原克哉は『マスターレベル』と言って差し支えないだろう。やはり『甲府のバンディエラ』ともなると、ネタにツッコミを入れてくる。「武田信玄、巨人の堀内恒夫の次にバレーが偉い(甲府三大偉人)」というネタに関しては、「バレーにはいろんな思いがあるだろうけど、それよりオレかオミ(山本英臣)か中田英寿さんでしょ」と反論した。おっしゃる通りという気もするが…。それでも大人なのは、「遠征にいくときなんかに読めるといいよね」とコメントを残すところだった。
ただ地元、山梨県南巨摩郡富士川町出身の柏好文に至っては、全ての「ヴァンフォーレ甲府あるある」ネタを見通した上で「『あるある』っていうか、もう、『当たり前』でしょう」と上から目線。甲府を知り尽くす彼らしいと言えば、らしいのだが…。直前まで試合を見据えた非常にまじめなコメントを残していた彼だったが、いざカメラを向けると見事に目を瞑って映り込むという、難しい男心のテンションを感じ取っていただけるだろうか。
柏が『当たり前』と評したそのレベルに、果たして甲府サポーターのあなたはついてくることができるか。ぜひ、目を通していただきたい。
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(BLOGOLA編集部)
2013/11/23 11:35