山梨出身の宮沢正史が、第32節・甲府戦に向け、いつも以上に士気を高めている。
「甲府は残留を決めようと死物狂いで来るだろう。こちらは降格が決まったが、ライバルチームに勝てるよう頑張りたい」という一方で「J1残留を果たせず、キャプテンとして反省し責任を感じている」と話してくれた。
8月に梶山陽平が期限付き加入したことで、目指してきたスタイルに近づくことができたが、その代償として、それまで精神的支柱としてピッチ内外でチームを引っ張ってきた宮沢がレギュラーから外れることになった。「悔しい思いもしたけど、それはプロとして仕方のないこと。チームのために何ができるかをつねに考えていた」。
現在は再びピッチに戻り、天皇杯4回戦ではバランスを取りながら組織をまとめて準々決勝へとコマを進めた。「粘り勝てたことがチームの自信になった。リーグでも結果を出したい」と、苦境を支えたキャプテンは前を向く。
大分の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2013/11/21 16:58