日本代表に強さが戻って来た。Jリーグに所属する柿谷曜一朗や森重真人、そして大迫勇也の活躍は、舞台をともにする国内の選手たちに大きな勇気と刺激を与えたことだろう。
172cm、63kgの土居聖真にとって、一番自分自身を投影しやすいのが172cm、64kgの香川真司だ。同じくらいの背の高さと体重の選手が、海外の大きな選手を手玉に取る姿に大きな刺激を受ける。ただ、共通項を見出すばかりではない。やはり自分にはなにものが目に入ってくる。それが“ターン”だ。
「バックパスするふりをして前を向いている。オランダ戦も下げるふりして前を向いていた。自分は、そこまで見えていないから慌てて見えている選手に出してしまう」。
そうしたプレーを監督からは“シンプル”と評されるが、前を向いたほうがチームのためになることもあると信じる。ハードな守備をしてくる鳥栖戦で土居がどんなプレーを見せるか注目だ。
鹿島の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(鹿島担当 田中滋)
2013/11/21 10:51