12日に引退を表明した服部年宏。13日には引退記者会見に出席し、引退を決めた理由や経緯、今後についてなどを語った。
そんな中、「衝撃的だった試合」を聞いてみると、「ジダンだよ、ジダン。サンドニでやった、0-5で負けたときのジダン」と“サンドニの悲劇(2001年)”を挙げた。ぬかるんだピッチに足を取られる日本代表と、自分たちの庭で優雅にプレーするフランス代表との差を痛感したという。「確かレバノンのアジアカップ(2000年)獲ってノリノリで行ったのよ。それが『これ絶対、ジダンからボール取れねえ』と思ったもんね(笑)」と懐かしそうに、でも少し悔しそうに振り返った。
代表はもちろん、その後もJ1、J2、JFLとすべてのカテゴリーで主力を張り続け、そこで積み重ねた数字は驚愕の740試合。40歳までプレーした“鉄人”は、残り2試合にすべてをぶつけ、20年のプロ生活にピリオドを打つ。
(岐阜担当 村本裕太)
2013/11/15 14:52