甲府は14日、Honda FCと練習試合(45分×2)を行った。前節の出場メンバーから10人を外して戦った甲府は44分、チェ・ソングンのヘッドで先制。その後はHondaをほぼノーチャンスに封じ、1-0で勝利した。
金子昌広が1トップとしてフル出場した。城福浩監督は「パトリックがいないバージョンを、研ぎ澄まさないといけない。それによりパトリックが入ったときも、その良さも出せる」とテストの意図を口にする。中2日の連戦に向けた用意、前線の負傷者というチーム事情に加え、得点力不足にテコ入れする狙いがある。
「ゼロトップという感じで、3人が流動的に動くように言われていた」という金子は、持ち味の飛び出しを何度も披露した。とはいえ1トップ2シャドーの絡んだゴールはゼロ。城福監督は「札幌戦のいいシミュレーションになった」と収穫を語りつつ、「クロスをどんな形で入れるか、中がどう入ってくるか、もう一工夫あれば点を取れた」と課題を口にしていた。
甲府の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(甲府担当 大島和人)
2013/11/15 10:13