9日に発表された櫻田和樹(群馬)の現役引退。07年より6年間、中盤でコンビを組み続けた松下裕樹は、その現実に「悲しい」と素直な感想を漏らした。
引退の理由を「練習を常に100%でやれなくなったということは聞いた」そうで、「サクらしい」と盟友の決断を尊重している。
「どんなときでも、練習から100%でやっている選手だった。自分でそれが納得いかなくなっての、決断だと思う」
常に全力の姿勢を練習場で見せ、ピッチを離れても人間的にも素晴らしい。05年からチームに在籍(当時草津)する櫻田は「草津の街で働いた経験もある。選手の入れ替えが多い中でも、そのときからの思いを若い選手に伝えていた」(松下)。そんな櫻田の取り組みように、松下は感銘を受けていたそうだ。
ザスパと言えば、櫻田と松下の坊主姿のボランチコンビ、とイメージする人も多いだろう。「気持ちよくやらせてもらった。いまがあるのもサクのおかげ」。“相方”への感謝の思いが止まらなかった。
横浜FCの選手名鑑(クラブ公式サイト)
(横浜FC担当 田中直希)
2013/11/14 18:22