前節のFC東京戦は“守備のスーパープレー”が目立った甲府。76分には東慶悟のシュートへ3人、4人が身体を投げ出し、最後は山本英臣がライン上でシュートブロック。1-1で迎えた89分のピンチでは伊東輝悦が顔面ブロック。いずれも1点モノのプレーだった。
城福浩監督は身体を張れた理由について「勝ち点をわれわれが持った状態であれば顔面から、頭からも行ける。それが人間の常」と分析し、「そういう状況まで持って行けたこと」(城福監督)が重要だったと見る。
試合の流れについてはこう総括した。「FC東京が前半に悪かったのでなく、われわれがいいところを出させなかった。でも後半の20分くらいから、出させない状況をわれわれが作れなかった。そうなると彼らは個の素晴らしさを出せる。単純にそれだけだと思うんです。彼らがシステムを代えたとか、われわれがメンバーを代えたというのは関係ない。戦い方、采配、選手の取り組みにまったく後悔はない」。
甲府の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(甲府担当 大島和人)
2013/10/28 21:26