こう語るのは、天皇杯3回戦・長野戦で約5カ月ぶりにゴールマウスを守った松本拓也。北九州に来て、公式戦3試合目にして無失点試合。延長戦まで含めた120分間無失点に抑え、自分の役割はしっかり果たしたが、残念ながらチームはPK負けを喫してしまった。
「特に普段どおりやれていた。久々といって変える必要もないし、今までやって来たことをしただけ。もちろん勝ちたかったけどね」。
オフ明けの練習場には、普段どおり松本の大きな声が響いていた。
「もっと、自分がレベルアップすれば、FW陣のレベルアップにもつながる。博行さん(武田)は高い壁だけど、もちろん虎視眈々とポジション奪取を狙って行るよ。ただベンチでも、やることはたくさんあるので、これからも良い雰囲気作りができるようにはする」。
面白さばかりに目が行きがちだが、彼の見えないところの心遣いに、気づいているサポーターも多いだろう。チームは残り6節も、全員が一つになって戦う。
北九州の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(北九州担当 坂本真)
2013/10/18 07:50