10月11日金曜日発売の「EL GOLAZO 1363号」に掲載される本田圭佑のモスクワ現地・独占取材の記事を抜粋してお届けします。
「どこに行っても、俺は俺でしかない」
65分の途中交代
コンフェデ杯最後のミックスゾーン
“個”と“組織”。本田が伝えたいこと
CSKAモスクワの練習場で本田圭佑と顔を合わせたのは、週末のリーグ戦2日前。10月4日のことだった。本来、代表戦の際もここ数年の本田は、試合2日前以降の取材には応じないというスタンスを貫いている。集中を高めていくための行動と、かつて本田が話していた。ただ、いまでは彼はいつだろうとほとんど記者陣に応じなくなってしまったのだから、その独特のルールも正直不可解なところはある。
少々、強引だったかもしれない。それでも、本田の内側に少しでも響く話題であれば、彼は口を開くに違いないという確信もあった。
言葉をぶつけていった。その結果、取材は続いた。
[現地取材(10月2日~7日)・文/西川 結城]
以前までの本田であれば、自分の哲学や強気な姿勢を、極力周囲にも要求していたかもしれない。もちろんいまもそうした訴求力を持ち得ているが、W杯が近付いてきたいま、本田はあらゆるものにこれまで以上に前向きな姿勢を示すことが多くなってきた。味方を助け、フォローする。発言は依然刺激的だが、どこかそうした柔らかい印象も放っている。
「確かに、ブラジル戦後は自分が“個”というものを言ったことによって、チーム全体がうまくいかなかったとも言われている。どう答えていいか分からないけど……、でも欧州のクラブや代表では組織的に戦うなんてものは当たり前で、それは監督が決めることやからね。監督が決める組織があって、その上に選手個々のキャラクターが存在する。そこが、日本人が決定的に足りないところ。だから、俺はずっと“個”だと言っている」
続きは本紙「EL GOLAZO 1363号」でお楽しみ下さい!
(BLOGOLA編集部)
2013/10/10 20:53