昨年10月に右手首を骨折したGK中村航輔が4日、戦列復帰以来初めてトップチームのミニゲームにフル参加。自信のある足元の技術やコーチング、セービング技術を披露した。
「単純にうれしかった。(今日のミニゲームは)良いところもあったし、悪いところもあった。でも感覚が鈍っていた感じではなかったし、気持ちよくゲームに入れた。短い時間だったけど、すごく疲れた。でも気持ちの良い疲れなので心地良い」と中村は練習を振り返る。
トップチーム昇格以降、ゲームに参加できるようになるまで長く時間がかかったものの、「今日を復活への第一歩にしなくてはいけない」と、完全復活への道を歩み始めた。日立台での公式戦では、相手GKのアップからつぶさに観察。中村はさまざまなことを吸収しようと試みている勉強家でもある。
この日の練習後、18歳のユニフォームは芝の色が染み付くほど汚れていたが、それはまさに激しい練習を終えた男の勲章だった。
柏の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(柏担当 郡司聡)
2013/10/05 16:30