01年、京都から山形に移籍。レギュラーをつかむと、12得点をマーク。山形で最後の年となった04年には22得点を挙げ、大島秀夫はJ2得点王に輝いた。山形のサポーターからは“キング”と呼ばれていた大島。それについて尋ねると「僕がいたことを覚えているサポーターもいないでしょ?」と苦笑いを浮かべる。
過去16シーズン、J通算で96ゴールを挙げている男のJ初ゴールは山形在籍時の01年だった。「たくさんゴールを決めてきたけど、あのプロ初ゴールは今でも鮮明に覚えています。もうずいぶん前のことなんで、自分のことを覚えている人もいないかもしれないけど、そこで育った身としては、得点して元気な姿を見せたいですね」。
前節の岡山戦でも、衰えることのない闘志あふれるプレーでチームをけん引。あの当時キングと言われた男は、今もなお健在であることを、山形のサポーターの前で見せてくれるだろう。
北九州の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(北九州担当 坂本真)
2013/09/26 17:56