「期待と不安と喜びが一気にきたゲーム」。前節・浦和戦の熱闘を、塩田仁史はそう振り返った。ベンチにいた者たちも興奮のるつぼへと巻き込んだFC東京-浦和。そんな「死闘」(塩田仁史)から、今度は日常の静寂へ。台風もあって2日間のオフが与えられたFC東京にあって、塩田は自宅で猛烈に癒されていた。
癒しの素は、もちろん愛犬のプーマくんだ。
「トリミングから帰ってきたら、ひっくり返って寝ていた。プライドが高く、“個”が強いペキニーズ(犬種)だから、切られるのが嫌で暴れたんでしょ」。
緊張と緩和、プレッシャーとリラックス。かわいいプーマくんを見て、英気を養ったそうだ。
「上位に連勝できた。流れが来ている感じがする。いま、4位から13位まで勝ち点差6と詰まっている。ここからの1勝は順位を大きく左右する。このまま勢いに乗っていければ、ACL圏も近くなる」。
“プーマくん”パワーを携えた塩田は、チームの急浮上を支えるため、今日も激しく味方をコーチングする。
(FC東京担当 田中直希)
2013/09/18 12:30