チームで唯一、リーグ戦フル出場を果たしている、キャプテンの前田和哉。8日に行われた鳥取との天皇杯2回戦、ベンチから初めてチームの戦いを見て「シーズン始まったころに比べれば成長していた。自分も良い刺激になったし、チーム力のアップを感じた」とうれしそうに話してくれた。
だが、9シーズンJの舞台で戦って来たベテランは、こうも続けた。「ずっと出ているメンバーも次は分からないという危機感を、今日の練習でも持ったと思う。個人としても、もっと成長しないといけないと思えた」。
今節対戦する富山とは、ホーム開幕戦で新生・北九州として最初に戦った相手だったが、1−2で敗戦。「自分たちは文字どおり、イチからのスタートだった。あのころよりは、今は落ち着いてプレーできる。富山は順位も近いし、相手も勝てば並ぶと思って強い気持ちで挑んでくる。それに負けないような強い気持ちで戦いたい」。
イチから引っ張てくれたキャプテンは、アウェイの地でキッチリ借りを返すことを約束してくれた。
北九州の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(北九州担当 坂本真)
2013/09/12 19:44