長崎はシーズン序盤、11戦負けなしの記録を打ち立て、J2リーグに“長崎旋風”を巻き起こしていたが、7月から8月にかけては6試合勝利を挙げられなかった。この期間、チームはもがき苦しんだ。しかし8月の福岡戦、横浜FC戦、鳥取戦では見事に自分たちのプレーを取り戻した。
この復調について多くの選手は「原点に戻った」、「何も背負わずにチャレンジャー精神で戦うことができるようになった」、「メンタル」と精神面を理由に上げている。
上位にいることで生まれたプレッシャーはいつしか自分たちを苦しめていた。順位のことなど考えずに自分たちのサッカーを表現しようとしたとき、長崎のサッカーは息を吹き返した。
シーズンは終盤を迎えつつあるが、チームが自由に羽ばたくには、サポーターもこれまでどおり、“順位を気にせず楽しんで”とエールを送るほうがいいだろう。
長崎の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(長崎担当 植木修平)
2013/08/29 17:39