前節・京都戦の試合後会見にて、山口素弘監督が「セットプレーでの守備時に選手を代えないセオリーを無視した。GKコーチの田北(雄気)さんもそういう決断をしてくれて、佐藤謙介がライン上でクリアした」と語った一節があった。
京都に押し込まれていた87分、相手CKの時点で高地系治と佐藤を交代した。ダッシュで入っていく佐藤。直後、原川力が右CKを蹴り入れると、それを三平和司がヘッドで合わせる。ボールは武岡優斗に当たり、GKシュナイダー潤之介の逆を突く…。するとそこに佐藤が突如現れ、間一髪のゴールライン上クリアでチームの危機を救ったのだった。
「謙介はヘディングも強いし、はね返す力がある。系治もバテていたしね」と、田北コーチは“あのタイミングでの交代”の意図を説明した。
「ここで交代!」の瞬間を見逃さなかった、ベンチの好判断だった。
横浜FCの選手名鑑(クラブ公式サイト)
(横浜FC担当 田中直希)
2013/08/20 09:01