8月7日に開催される「スルガ銀行チャンピオンシップ2013 IBARAKI」に向けて、柴崎岳が意気込みと、対戦相手となるサンパウロFについて語った──。
「数少ない国際経験を積める大会でもありますし、日本ではなかなか経験を積めないような試合だと思いますので、とても貴重な体験だと思います。もちろんチームとしては勝つことが当然ですが、とてもレベルの高いチームと試合ができるということは僕個人としてもプラスだと思います。去年のウニベルシダ・デ・チリとの試合は途中交代しましたけど、連戦で疲労もありましたし、自分自身もコンディションはあまり良くなく、良いプレーもあまりありませんでした。相手は南米チャンピオンということで個人能力も高かったですし、そうした相手に良い体験ができたと同時に、Jリーグとはまた違った楽しみや感覚を得られた試合でした。
南米のチームは、一人でボールを持てる選手が11人そろっていますし、フィジカルも強く、テクニックもある。去年の試合も、1対1で上回ることが難しく、パスを回された感じが残る試合でした。個人的には、内容では負けていたと思います。
「今回はサンパウロFCとの対戦ですが、サンパウロFCというチーム自体にとても興味があります。昔から名前を聞く名門クラブですし、あの白に横縞ユニフォームのイメージがあります。向こうにも鹿島以上の伝統がありますし、そうしたチームと対戦して肌で感じられるのはとても楽しみです。今季はあまり成績が良くないと聞いていますが、それでもサンパウロFCはサンパウロFCですので、どういったサッカーをするのか、そのリズムだったり個人技だったりを感じることは楽しみです。
サンパウロFCにはとても質の高い選手がそろっています。元ブラジル代表だったり、この先、ブラジルの中心を担うであろう若手選手がいるとも聞いています。真っ向勝負をしても分が悪いかなという気はしています。そこはチームの組織力を生かしながら、相手の長所をあまり出させたくないですね。
「攻撃は鹿島も力を持っている選手がそろっているので、チャンスがあれば優勢になると思います。最近の試合はチャンスを作っても決め切れない試合が多いのですが、先制点を奪えれば、試合が終わったときに勝つ確率は高くなると思います。個々のレベルとしては、日本人とブラジル人を比べたときに力の差はどうしてもあるので、そこは受け止めながら、しっかり頭を使って、試合に勝つための組織力を発揮することがカギになるかと思います。
鹿島というチームは、ジーコが基となって、そこからずっと現在に至るわけですから、もとはといえばブラジルのスタイルが源流になっています。そういった長く続いている伝統というか、鹿島らしさを試合で披露できれば良いと思います。普段、鹿島の試合を観ない方もサンパウロFCが相手なら観に来られるかもしれないので、良いサッカーをして『鹿島は良いサッカーをするな』と思ってもらえたらいいですね」
(日本/2012Jリーグヤマザキナビスコカップ優勝)
vs
(ブラジル/コパ・ブリヂストン・スダメリカーナ2012優勝)
2013年8月7日(水)19:00K.O(予)
茨城/県立カシマサッカースタジアム
フジテレビONE(生中継)/BSフジ 23:30-(録画)
チケット購入方法はこちら↓
http://www.j-league.or.jp/surugacs/2013/ticket.html
(BLOGOLA編集部)
2013/08/01 12:00