東京Vの主将・飯尾一慶と、今節対戦するG大阪の守護神・藤ケ谷陽介は、2001年ワールドユース選手権アルゼンチン大会をともに戦ったメンバー同士。大会期間中の宿舎が同部屋だったが、「サッカーの話はそんなに深くしていない」(飯尾)という。「黙って守るような守護神。ピッチ外でも物静かだった」と飯尾は当時を懐かしむ。2連勝で迎える首位チームとの対戦を前に主将は、「キツい試合になるだろうけど、気持ちを持って戦いたい」と決意を語っている。
ちなみに27日のG大阪戦ではかつてV川崎ジュニアユースで飯尾とともに3年間プレーし、先日ガンを公表した現フットサルプレーヤー・久光重貴氏を支援する募金活動が行われる。「昨日、アイツと会った。ヴェルディが勝ったという情報で元気になれるし、治療も前向きにできると言っていた。苦しいときは彼のことを思い出せば走れる」。そう話す飯尾は、同僚への支援が広がることを願っている。
(東京V担当 郡司聡)
2013/07/25 20:42