今季は最終ラインで出場機会を得ているキム・ジョンヒョン。本職のボランチのほかにシャドーで出場したことはあったが、このポジションは初体験。「全体を見渡せてやりやすいが、守備が課題」と日々自主練習に取り組んでいる。
中でも自ら菅原大介ヘッドコーチに志願して始めたヘディング練習には熱心だ。高木和道にフィードを蹴ってもらい、時にはタイミングが合わずGKばりのキャッチングを見せて笑いを誘うこともあるが、菅原コーチが「和道のほうが疲れるから今日は終わり!」と制止するまでやめようとしない。森島康仁にも相手FWにとって嫌な体の当て方を教わったそうだ。
腕を使ってバランスを取る跳び方や守備における優先順位をアドバイスしたという深谷友基は「アイツがうまくなるとライバルが増えるんだけどね」と笑う。豊富な運動量とスタミナを誇り、年代別代表経験を持つ20歳は、そうそうたる先輩たちを脅かす存在にまで成長できるか。
大分の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2013/07/02 13:38