9日の第18節・熊本戦ではバヤリッツァが足に軽度の違和感を訴えたこともあり欠場。代わってCBに入った酒井隆介にとっては12試合ぶりの先発出場となった。鋭い攻撃を繰り出す熊本相手にピンチを迎える場面も少なくなかったが、ハーフタイムには相手2トップへの対応を修正するなど、コンビを組んだ染谷悠太とともに体を張った守備で勝利に貢献した。
酒井が最後に出場した第6節・徳島戦は相手攻撃陣を止められず、2失点を許して敗戦。
大木武監督も「正直、そのイメージはあったが、その後の練習や練習試合では良かったからね」と起用に至る経緯を説明。その期待に応えてみせた酒井は「失点せずに守れば、点を取ってくれると思っていた」と。
ちょうどそのとき、近くをハットトリックの久保裕也が通ったので「いい選手が点を取ってくれたからね!」と声を出したが、別の記者と話し始めた久保には聞こえなかったようでノーリアクション。
酒井は寂しそうにクラブハウスへと去っていった。
(京都担当 雨堤俊祐)
2013/06/10 23:28