4日はオフ明けの練習。強い日差しのもとグングンと上がっていく高温のなか、選手はいつもに増してハードなメニューをこなした。
ミニゲームやポゼッションの練習の合間に時間がとられ、長いダッシュを繰り返す。「うわぁ、大学のときを思い出すわ」と声を漏らした大久保哲哉をはじめ、永井雄一郎、三浦知良といったベテランが率先して周りを引っ張っていく。「変に考えてもしょうがない。やっていくだけ」(永井)。激しい息づかいは、ピッチ脇にいた報道陣にもダイレクトに聞こえてきた。
GKの練習もいつもどおりハードだ。「あれだけキツくやってくれると、逆にスッキリするね!」。大粒の汗を滴らせながら、シュナイダー潤之介は前向きにそう話した。
何かを振り払うように、厳しい練習に没頭する選手たち。
「オレらにとって大事な一戦」(田原豊)である鳥取戦に向け、横浜FCはしっかりと照準を合わせている。
(横浜FC担当 田中直希)
2013/06/04 14:55