今節対戦する札幌の財前恵一監督は、山口素弘監督と同い年(44歳)だ。W杯に出場した経験もあり、横浜Fの看板選手でもあった山口監督だが、財前氏のことに話題が及ぶと、「ウチら世代のスーパースターだった」と懐かしんだ。
「(財前監督は)室蘭大谷高だったから、対戦させていただくこともほとんどないしね(山口監督は前橋育英高出身)。そのあと日産自動車サッカー部に入って、和司さん(木村)の後釜だと言われていた。プレーは天才そのもの。典型的なナンバー10」
ボランチの山口監督と比べ、高校時代の財前監督は花形とも言える背番号10を付けた人気選手だったという。
「監督が若いヤツを鍛えていると思う。ユース年代を鍛えていた人だしね」
若手の多い札幌を、育成に定評ある財前監督が率いることを警戒している様子だった。
週末のニッパ球では、同年代の監督が相見える。
(横浜FC担当 田中直希)
2013/05/29 20:15