1日はスルガ銀行チャンピオンシップ。鹿島が目指すは当然、日本勢初となる90分での勝利のみ。31日は練習前にミーティングを行い、もっぱら対戦相手の映像を見たようです。
そもそも、その対戦相手であるウニベルシダ・デ・チリは未知数。ほとんどの選手が「全く知らない(笑)」「知っている選手もいない(笑)」と口をそろえていました。海外サッカー事情に詳しい岩政選手か新井場選手に話を聞けば分かったかもしれませんが…。
しかし、だからこそビデオミーティングで徹底的にチェックしたのでありましょう。大迫選手は「球際。そこだけっす。球際に勝つことで勝ちにつながると思う」と相手の球際の強さを指摘し、球際の勝負が試合を分けることを強調していました。また、鹿島にとっては中3日の日程でスルガ杯、さらに中2日の日程ですぐにリーグ・アウェイ鳥栖戦と、移動も含めて“超過密日程”をこなすことになりますが、「(鳥栖戦のためにも)取りあえず明日が大事になる」と遠藤選手が言うように、勝つことで勢いをつける意味合いも強いはず。
31日に26歳のバースデーを迎えた興梠選手も休養十分。「(出場停止により、前節・広島戦に出場していないぶん)頑張らないといけいない。一つの大会だし、ああいう海外のチームと対戦できるのはそうないこと。楽しんでやりたいし、勝ちたいと思う。次はJリーグだけど、勝って勢いをつけたい。負けるのと、勝って試合に臨むのとでは全然違うからね。とにかく良い形で、良い内容で試合がしたい」と意気込んでいました。
ちなみに興梠選手、練習を終えクラブハウスから出てくると、サポーターやファンの方からたくさんのプレゼントをもらい、手をにぎやかにしていました。取材陣からも「おめでとうございます」と声をかけられると、「ありがとう」と照れくさそうな笑みを浮かべており、バースデーゴールで自らを祝うことができるかどうかも、ささやかな注目点。26歳の抱負も語ってくれましたが、あえてコメントは伏せておきます(笑) おそらく、TV中継でその抱負が紹介されると思うので、気になる方は耳を傾けてみてください。本人も笑っていたように冗談かも分かりませんが、個人的には少々意外でした。キックオフは19:00です。
(鹿島担当 村本裕太)
2012/08/01 14:14