15日、ナビスコカップ新潟戦でFW林容平が今季初出場を果たした。ロスタイムを含めて11分の出場だったが、「出られたことは良かった」と本人も振り返っている。彼の投入後、チームも勝ち越し点を奪って勝利した。しかし、林は「うれしさよりも悔しさのほうが大きい」と話す。
試合から一夜明けた16日、誰よりも長く筋トレルームにこもった男は訥々と語りだした。
「練習で良かったところを見てくれて、使ってくれたと思うんですが、自分の特長を出せなかった。それに、勝っているときに自分がどういう動きをすればいいか、ハッキリできなかった」
何より、結果が出せなかった。林よりも6分前に起用された三田啓貴は、決勝点を奪う活躍を見せたにもかかわらず。その三田と林は「今日から人生を変えてやろう」とベンチで話していたという。
「次はオレが絶対に決める。そのためにも練習からアピールする」
ゴールにどん欲な男は、次のチャンスのために牙を磨く。
(FC東京担当 田中直希)
2013/05/16 21:14