3日にアウェイ・甲府戦に臨む磐田は2日、磐田市内の練習場で調整を行った。前節・湘南戦で採用した新布陣[3-4-2-1]は今節も継続することになるだろう。最大のメリットはビルドアップにある。湘南戦では攻撃の組み立てに安定感が生まれ、リズムが出た。「中盤の起点が増えたし、サイドとしてもやりやすくなった」と語るのは前節左ワイドを務めた山本脩。CBの藤田も「(最終ラインに)ボランチが1枚下りてきても、もう1枚中盤にいる。その意味ではパスコースが増えた」と話す。
ただし、今季初のシステムチェンジはあくまでも“マイナーチェンジ”。森下仁志監督が「スタートポジションは違うけど、プレーの原則は同じ」と話すとおり、パスをつなぐチームスタイルはそのままに、今季キャンプからトライしてきた[3-5-2]をより発展させた形と言える。よりスムーズになったビルドアップで甲府守備網に揺さぶりをかけることができるか。
(磐田担当 南間健治)
2013/05/02 20:48