ピッチ内外に関わらず、梶山陽平は安定して姿勢が良い。背筋はつねにまっすぐで、胸を張り、アゴを引いて目線はやや下方に向けている。力んでいるわけでも意識してそうしているわけでもなく、自然に歩き、飛んできたトンボに目を向けるときもアゴの角度は一定である。
その姿勢の良さについて本人に直撃取材すると、幼少期に由来することが判明した。剣道家の父に大変厳しくしつけられ、食事中などは特に姿勢を正すよう言って聞かされたという。
「でも運転中はアゴ引けてないですね」と質問すると「えっ、本当ですか。どうなってますか」と意外なところで食いついてきた。アゴの角度は立位と座位とでの脊椎の状態変化に左右されるのではないかと思われるが、本人にもその理由はわからないらしい。体幹の強さ際立つ梶山の立ち姿に要注目である。
大分の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2013/09/19 15:10