前半に背負った3点のビハインドを84分から立て続けにゴールを奪って引き分けに持ち込んだ神戸戦。影山雅永監督は一夜明けても興奮冷めやらぬ、「すごい試合だったねぇ」と振り返った。
「なにがすごかったって、あの雰囲気が素晴らしかった。本当に素晴らしいスタジアムの雰囲気だった。その中で最後の3点目が入ったときのあの雰囲気は、なかなか出ないモノ。あれこそ喜びだよね。応援してくれる人たちと一緒にああいう空間を作れて、その中にいられるなんて、こんな幸せなことはないよ」と、いちサッカーマンとしての喜びに浸っていた。
しかし、感慨に浸ってばかりもいられない。次節は4日後、4位の栃木戦だ。指揮官は「失点はへぼい」とすぐに反省点を挙げ、「ディテールの一つひとつを大事にやっていかないといけない」と次戦へ目を向けていた。
(岡山担当 寺田弘幸)
2013/04/29 21:10