甲府期待の19歳、三幸秀稔が18日の紅白戦でゴールを挙げた。昨年9月の練習中に右ひざ前十字じん帯損傷という重傷を負い、リハビリを続けてきた三幸。金子昌広、河本明人と新加入のアタッカーが台頭する様子を見て「少々の痛みでもやりたいという気持ちはあった」と言う。しかしドクター、トレーナーの忠告で無理はせず、徐々に動きの強度を上げてきた。
三幸は「痛みがちょっと出たり、硬さも出たり、そんな順調に行くものではない」と復帰に向けた経過を振り返る。一方で筋トレや体幹、バランスの養成など、リハビリ期間だからこそじっくり取り組めるメニューもあった。重心が高さ、足首の踏み方など、ひざの負傷につながった動き方も、谷真一郎フィジカルコーチと修正に取り組んだのだという。
「6カ月以上、外からチームを見て、頭の整理はできた」と復帰に向けたイメージトレーニングは十分。攻撃陣のポジション争いは激戦だが、そう遠くない時期に三幸も絡んでくるだろう。
(甲府担当 大島和人)
2013/04/18 18:21