前節・清水戦に敗れ、クラブワーストとなるリーグ開幕6戦未勝利となった磐田。20日のホーム・広島戦で今季リーグ初勝利を目指す。
シーズン序盤から思わぬ苦戦を強いられることになったが、過去にさらに長い”トンネル”を味わった選手がいる。それは3バックの一角を担う藤田義明。大分に在籍していた09年に泥沼の14連敗を経験。「さすがにあのころは精神的にきつかったです・・・」と当時を振り返る。同年の大分は17位でJ2に降格。しかし、終盤は「とにかく前を向いていこう」(藤田)と声を掛け合い、10戦負けなしと意地を見せた。
もっとも、「いまの磐田は自分も周りも気持ちが沈んでいるわけではないし、攻撃の手詰まり感はまったくない。守備面も手ごたえがある」と藤田。経験豊富なCBは決して動じない。広島戦も最後尾からチームを支える。
(磐田担当 南間健治)
2013/04/17 21:01